ワイルドスピード ハン お菓子

そこに現れた男こそ、シリーズ3作品目の『ワイルド・スピードx3 tokyo drift』(以下、「x3」)で死亡したと思われていたハンだった。 Get your tickets for ハンの復活自体はうれしくもあり、これまで歩んできた作品の重みなど全体的なバランスを考えるとやや複雑な気分でもあるが、ここは素直に喜ぶところだろう。引田天功やデビット・カッパーフィールドのような、神がかったイリュージョンを使わない限り助かりそうにない絶望的な状況下で、ハンはいかに生還したのか? 髪型が大きく変わった理由や、今まで現れなかった理由付け、そしてどのような形で活躍を見せてくれるのかなど、謎や疑問は山ほど出てくる。5月29日に公開予定の最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、ドミニクの実弟ジェイコブが立ちはだかるド派手な兄弟対決が楽しみだが、やはり見事カムバックを果たすハンの活躍に注目したい。 ハンは、ワイルドスピードx3 tokyo drift(3作品目)からeuro mission(6作品目)まで登場し、ドミニクの仲間です。 ワイルドスピードx3 tokyo driftのカーチェイスの時、「デッカード・ショウ」に車を当てられ、車が炎上爆破して死亡。 ワイルドスピードに登場する車101種!画像付き解説で映画がもっと面白く! ワイルド・スピードのシリーズに登場する車、スポーツカーやsuvなど作中で重要な役割を担った車や名車として有名な車を101種類ピックアップして解説。 もくじ ーワイルド・スピードどんな映画? 日本車との関係ーワイルド・スピード「f9」 ハンが復活ー90スープラと共に、ハンが帰ってくる!ー90スープラ登場、多くのファンが予想 ワイルド・スピードどんな映画? 日本車との関 […]

2020.06.30 2020.07.20 2020.02.05映画ワイルド・スピード「ジェットブレイク」(原題:F9:The Fast Saga)に、サン・カンが演じるハンが登場することがわかりました。クルマはヴェイルサイドのRX-7ではなくスープラになるようです。ー多くの日本車が登場する映画としてもおなじみのワイルド・スピード(原題:The Fast and the Furious)シリーズは2001年に1作目が公開された。西海岸を中心として90年代に大流行したスポコン(スポーツ・コンパクト)からの流れもあって、1~2作目には80スープラ、シビック、インテグラ、240SX、エクリプス、GT-R(R34)、ランエボ、S2000、アコード、NSXなど日本車が数多く登場し、アメリカから世界に日本車の魅力を発信した。この映画に出てくる日本車を見て熱狂的なJDM信者となった北米のファンは数知れず……。現在もつづく世界的な日本車ブームにも発展したし、日本のクルマ好きにとっても、日本製スポーツカーの新たな魅力に気づく、きっかけとなった。3作目では「TOKYO DRIFT」のタイトル通り、東京を舞台としたストーリーが展開された。走行シーンの多くはロサンゼルス周辺で撮影されているが、日本国内でも鋸山自動車道(千葉県)などで撮影が行われている。登場する車両は日本車を中心に230台以上。半数近くが日本からアメリカに持ち込まれた。この3作目で初めて登場するのが「ハン」(サン・カン)である。ファミリー唯一のアジア人俳優(韓国系アメリカ人)ということもあり、日本やアジアで特に人気が高い。オレンジ色に黒いラインが印象的なマツダRX-7(VeilSide Fortune7)との組み合わせも印象的だった。 ハン・ソウルオー(サン・カン)と言えば、『ワイルド・スピード max』(2009)、『ワイルド・スピード mega max』(2011)、『ワイルド・スピード euro mission』(2013)で活躍し、『ワイルド・スピードx3 tokyo drift』で命を落としたはずのキャラクター。 なんだかんだハンのファンが多いことがわかりますね。 そんなハンですが皆さんご存知ワイルドスピード3東京ドリフトで事故にあい車が爆破し、ユーロミッションの最後ではジェイソンステイサム演じるデッカードショウに殺されるという結果になりました。 ハン. Japanド派手な改造車によるストリートレースから始まった映画「ワイルド・スピード」シリーズは、潜水艦を車で撃沈させるなど、シリーズを重ねるごとにその驚きと興奮を加速させてきた。おかげでシリーズファンは、車が雲の上を飛ぶ程度では「いつものワイルド!」と、驚かないほどにメンタルが鍛えられてきた。しかし、シリーズ最新作の細かいリアクション差はあれど、おそらく世界中の多くのファンが同様の反応を示したことだろう。重要なキャラクターほど生死の扱いはとてもデリケートで、それはハンに関しても例外ではなかったはずだ。それでも彼は生き返った。正確には生きていた。キャラクターの生死の方向転換は、へたをすれば作品が台無しになるほど批判にさらされる。歓喜の渦の中にある本作でさえ批判的な意見はあるはずだ。にもかかわらず、なぜハンは復活することになったのか? そして、そこまでさせる彼の魅力とは一体何なのか? 作品を簡単に振り返りながらハン・ソウルオーという男の魅力に迫る。ハンが初めて登場したのは、時系列的に少し未来を描いた「X3」で、スナック菓子がトレードマークの頼れる兄貴だった。もしこのシリーズがコメディ映画だったなら、彼の死因はスナック菓子の食べ過ぎによる窒息死だったであろうほど、とにかく四六時中スナック菓子を食べている。時折寂しげな表情を見せつつも、初登場時の彼は誰も寄せ付けないドライビングテクニックと、周囲を引きつけるカリスマ性のあるリーダー的な存在として描かれていた。シリーズにあまり馴染みがない人にも彼の魅力を伝えるとすれば、以下の3点が挙げられるだろう。「X3」では愛車『ワイルド・スピード MEGA MAX』(以下、「MEGA MAX」)の大金庫の強奪シーンでは、警察車両に追われてるドミニクとブライアンのピンチに颯爽と登場して救って見せた。どのような活躍をしても自慢や自己主張をすることなく、常に自然体のハンには親しみが湧きやすい。ここぞと言うときに活躍するも、仲間内では女性とのことでからかわれるなど、ファミリーの中では「のび太」のように弄られやすいキャラだ。元軍人(おそらく)で銃撃戦や格闘戦もこなすものの、ブライアントと2人がかりでもひとりの男に返り討ちに遭うなど意外と弱い……。ハンの役回りは、荒削りだがドライビングの才能を見出した主人公ショーンに対して、自らのドライビングテクニックを叩き込むという師匠的な立場だった。一人前のストリートレーサーに育て上げることはできたが、その際にヤクザへの上納金を着服しており、一転して追われる身になってしまう。その逃亡時にはショーンを助けながら逃亡する華麗な運転技術を見せつけるも、交差点で車に追突される激しいクラッシュによって車は横転。ハンはそのショックで意識がもうろうとする中、車の爆発炎上に巻き込まれてしまった。シリーズの中で最もショッキングなシーンのひとつだが、当時は恩人の二枚目キャラが亡くなるワンシーンに過ぎず、それはラスボスと対決する動機付けの踏み台のようでもあった。これだけではハンの扱いに抗議するファンのキャンペーン「#JusticeForHan」(ハンに正義を)を巻き起こす(後述)にはいたらなかっただろう。そして「X3」以降で時系列が戻されて、5作目「MEGA MAX」でドミニクファミリーのひとりとしてのハンが再び登場する。神がかったドライビングテクニックでファミリーを引っ張る伝説のストリートレーサーのドミニクと、ドミニクに次ぐ実力者で最も信頼が厚い友人ブライアン。一流のドライビングテクニックと陽気なマシンガントークが武器のペテン師ローマン。常人離れした筋肉を身にまとうサモアの超人ボブス捜査官。かなりお馬鹿だが、警察への潜入捜査で活躍し、一生遊んで暮らせる大金すべてを一発勝負のルーレットにつぎ込んで伝説となったデコボココンビのレオとサントス。そしてハンの運命を変えた、多くの男を魅了する美貌の持ち主ジゼル。こうした非常に強烈な個性を持ったキャラクターが多く登場するため、ファミリーの中で存在感を示すのは至難の業だ。「X3」では活躍したが、トレードマークのスナック菓子では軽すぎて軽々と吹き飛ばされてしまう。ドライビングテクニックは高いものの飛び抜けてはおらず、格闘戦になるとむしろ返り討ちに遭うこともあった。「MEGA MAX」では、作戦のために集結した際に出会ったジゼルの美貌に惹かれ、ジゼルが華麗なドライビングテクニックを披露した際に完全に恋に落ちた。チョロい。落ちるのがほぼ一瞬で一見色を好むキャラクターかと思いきや、ほかの女性は見向きもしない意外と一途で紳士的な人物であった。ジゼルとの恋の心理戦では、押されつつも彼女が軍に所属していたことを的中させるなど、高い洞察力を見せつけて気を引くことに見事成功する。そして第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(以下、「EURO MISSION」)では恋仲となったジゼルとの、息の合った華麗なコンビネーションで大活躍を見せる。車だけではなくバイクも乗りこなし、プロの犯罪組織に立ち向かいながら「X3」で見せた二枚目キャラの立ち位置を蘇らせて、その存在感を示していった。ジゼルに対してハンはあまりにぞっこんで、ローマンにからかわれる様子を見ると、この男には幸せになってほしいという気持ちも湧き始めてくる。師匠のような立場で憧れの存在ではじまったハンだが、実は身近で親しみやすいキャラクターで、シリーズを通してカメレオンの異名どおりにさまざまな表情を見せてくれた。その裏社会で生きる多面性を持ったキャラクターのハンと、パートナーのジゼルとの関係性は、『シティーハンター』の冴羽獠と槇村香のデコボココンビを思い出させてくれる。ド派手なアクションばかりではなく、洗練されたふたりのコンビネーションは、シリーズの中では個性的な見所のひとつととして楽しめる。だが、ふたりの幸せは長く続くことはなかった。いや、かなり短かった。恋仲になって間もない「EURO MISSION」で、敵対者に狙われるハンを身を挺して助けるために、ジゼルが命を落としてしまったのだ。彼が幸せの絶頂のときにジゼルが死亡して、ハンは不幸のどん底にたたき落とされた。ジゼルというキャラクターに見ている側も魅力を感じ、ふたりの幸せを応援し始めていたところだったので、ハンと同じく筆者も強いショックを受けて動揺してしまった。ここで終わっていれば、ひとりの男の悲しいエピソードとして永遠に語り継がれていたことだろう。だが、このシリーズは違った。「EURO MISSION」がエンディングに向かう中、追い打ちを掛けるかのように、「X3」でハンが死ぬシーンが流される。そして、ただの事故死ではなかった衝撃の事実が明らかとなった。ハンの死は仕事の邪魔をされたばかりか、ドミニクファミリーへの報復の始まりだったのだ。いつかハンが死んでしまうことはわかっていたが、恋人だったジゼルの突然の死、そしてハンは不慮の事故ではなく殺害されたものだったという二重の衝撃に、筆者はなかなか事態を飲み込めず息をのむしかなかった。そしてすべてを理解した瞬間に、ハンを殺したデッカード・ショウへの怒りが、ドミニクファミリーと同じように湧き上がったのは言うまでもない。デッカードの魔の手はそのままドミニクたちにも直接及ぶが、死闘の末にドミニクが返り討ちにする。それはデッカードを殺すことなく捕まえて、牢獄に閉じ込めるという少し甘い結末だった。だがデッカードに屈辱的な言葉を投げかけながら、厚さ12mの鋼鉄の扉を閉めてフェードアウトするシーンは、それはそれでとても気持ちのいいものだった。そして「ああ、これでハンも成仏できる」と安堵することができた。デッカードがファミリーの一員のように受け入れられるまでは。『ワイルド・スピード ICE BREAK』では、家族を人質に取られたことで反旗を翻したドミニクが、ファミリーと敵対することとなった。精鋭揃いのファミリーとは言え、ドミニクに対抗できるキャラクターが不在でデッカードを引き入れるしか選択肢はなかっただろう。裏取引によってデッカードも渋々手を組み、追い詰められたドミニクの家族を救った実績も積み上げた。そうだったとしてもだ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』のエンディングで、ファミリーの一員のように振る舞う姿は違和感の方が大きい。相変わらずボブズとは犬猿の仲だったが、スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』では主役のひとりとして活躍することとなる。 これに納得しろという方が難しく、ファンの怒りは限界を超えてハンへの思いを込めたハッシュタグ「#JusticeForHan」(ハンに正義を)が誕生することとなった。ハンは間違いなくほぼ死んでいたはずで、ドミニクは『ワイルド・スピード SKY MISSION』で遺体を引き取りに日本へ足を運んでいた。会話の中でハンは死んだという言葉が明確に語られて、母国に戻って葬儀も済ませていた。そのため、カムバックすることとなると「あの葬儀で君ら、いったい誰を埋葬したの!」ってなる。だが、そうした矛盾も押しのけて、そして「ワイルド・スピード」公式も、ファンへ思いに応えるようなツイートを行っている。Justice is coming.