本作は、監督の真利子哲也が2012年、ミュージック・ビデオの撮影のために当初、本作には『喧嘩の凡て』という仮題がつけられていた真利子哲也にとっては本作が商業映画デビュー作品となったが、インディーとメジャーの違いについて問われた際、真利子は「現場でやることは今までと大きく変わりないですし、周囲の影響で身動きがとれない、ということもなかった」と答えている撮影は全て、ロケーション撮影、順撮りで行われた2016年4月21日、本作の完成披露上映会が行われた2016年5月21日、本作のオフィシャルブックが同年12月7日、本作のDVDおよびBlu-rayが須永貴子は「特殊メイクもせずCGも使っていないのに、人でない者を体現する柳楽優弥は、モンスター級の俳優として覚醒した」と述べているジョナサン・ロムニーは、「本作が日本版『 ^ “『ディストラクション・ベイビーズ』&『ヒメアノ〜ル』、門間雄介が“ヤバい映画”を分析 (1/2)”. 2016年6月6日 閲覧。 ^ “柳楽優弥『ディストラクション・ベイビーズ』 壮絶演技が話題”. 今日の映画感想は個人的お気に入り度:一言感想:あらすじいつもケンカばかりしている泰良(柳楽優弥)は、突然港町から姿を消し、松山の中心街に向かう。本作を説明する前に、これだけは言っておかねばなりますまい。(1)主人公(柳楽優弥)が狂気に満ちたクズっていう凄まじい特徴のある映画だからだよ!旬の若手俳優がキャスティングされているのだから、若い女性も観にいったと思うのですよ。で、菅田将暉ファンが映画を観てみれば「スダきゅんがどうしようもない暴力的なヤなやつになっちゃっていたよ〜こんなスダきゅん観たくなかったよ〜(><)」と思ったんじゃないでしょうかね(偏見)(ちなみに菅田将暉が犬っぽいがさつなキャラなのは『で、柳楽優弥は狂気に満ちたクズなわけですが、その主人公は理由なしに強そうな人をボコリまくり、反対にボコボコにされても異常な回復力を見せて復活する。もはや菅田将暉と柳楽優弥は、普段はイケメンで役者としての情熱も溢れる方ですが、この映画を観た後はもうなんていうか、こいつらは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』ならぬ※「生まれながらの殺し屋」が人を殺しまくるロードムービー。模倣犯は各地で多発し、損害賠償を求める動きもあった。なお、小松奈々さんもかなりいい感じの役をもらっていますね。まあ「豪華キャストによるクズキャラの演技」というだけなら、まだそれほど好き嫌いはわかれないと思うのですが・・・でも、この暴力描写、ボコりまくることにも(ラストを思えば)しっかりした意味があります。また、ボコるシーンが定点カメラで撮られた、いい意味で躍動感のない画になっているというのもいいですね。余談ですが、自分は本作の舞台である愛媛県松山市出身で、高校までの18年間をここで暮らしていました。なんで監督は松山市を舞台に映画を撮ったの?といったことや、そのほかの豆知識は以下にも書きました。劇中ではあと、本当に余談中の余談ですが、愛媛県にはみかんだけじゃなく、「じゃこ天」という名産もあります。本作『ディストラクション・ベイビーズ』が気に入った人にオススメしたいのは、前述の『ナチュラル~』、リンク先の記事にも書いた『主人公とその相棒がところかまわず暴力を振るっていくという「狂気」が両者で似ています(しかも『ザ・ワールド~』はもっととんでもないことに・・・)なお、過去の※有名になる前のももいろクローバー(Z)が出演しています。こちらも観て、監督のクセや精神性をさらに知ってもよいでしょう。何度も言うようですが、本当に好き嫌いがわかれる映画です。ストーリー性は少なめ、主人公に感情移入はいっさいできない、(意図的な)不愉快な暴力シーンの連続・・・※合わなかった方の例↓ラストでは三津の一方で、海辺にいた泰良は、自分を見つけた警官を刺し殺てしまいます。これは、将太の「理想」と「現実」の対比なんでしょうね。将太は、兄がけんか神輿に参加することを願った(だから泰良と同じ格好をした)(父親代わりの男(でんでん)も、18歳になった泰良にけんか神輿をかついでほしいと言っていましたね)。厳島神社のけんか神輿が始まった理由には、農民と漁師の揉めごとが絶えなかったため、一年に一度だけ神輿をぶつけ合って豊穣を願う儀式をつくった、という説があります。けんか神輿は暴力を発散させてくれるものであったはずなのに、泰良はそれに参加せずに、人の道を踏み外してしまったのです。ただ楽しいからという理由で泰良についていった裕也(菅田将暉)は、事故であっさり死にますだけど、泰良はいくらボコられても起き上がり、事故にあっても死にません。泰良のそして、ついに、ムキ出しの、幼児性を持った暴力により、殺人を犯した泰良。おすすめ↓※2016年12月にこちらの記事も書きました↓(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会記事を拝見しました。良かったです。見てから数日経つんですが本当に僕好みの理不尽傑作でした(ゲス顔)那奈はやんわりとクズっていうか一番根が深いクズだと思いました。このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。今までに書いた映画レビューの中から、この記事を読んでいただいたあなたにおすすめの記事をピックアップしています。ネタバレ前の感想をまずは読んで下さい。映画を見終わった後、ネタバレを含む解説を読んでいただけると1記事で2度楽しんでいただけるのではないかと思います。カゲヒナタ映画レビューが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!あなたが良い映画と出会えますように:)この映画のレビューと同じカテゴリの記事です10/10を獲得した映画です。見たい映画が見つからないときはこちらがおすすめです。9/10を獲得した映画です。名作ぞろいです!まだ見ていない作品があれば是非! (。>0<。) 『 ディストラクション・ベイビーズ 』 監督 真利子哲也. 『2011年の泰良と裕也は、商店街で暴力沙汰を起こしつづけ、世間からの注目を集める。2人は自動車を盗み、街を立ち去る。その車に乗っていたキャバクラ嬢の那奈(翌日、泰良たちを乗せた車が農村に着く。自分たちがテレビ番組やインターネットで取り上げられて警察に追われている身だと知った裕也は、苛立ちを募らせて、那奈に運転を代わらせる。那奈は、殴り倒された農夫が車の前に横たわっていることを知らず、農夫を轢いてしまう。彼女は、農夫の体をトランクに押し込むよう裕也から指示されるが、その作業の最中、農夫が息を吹き返す。とっさに那奈は農夫の首を絞めて、彼の息の根を止める。