一格は厳密には目的語とは言わないのですが、ここでは一格がつく動詞としてこの4つを覚えておきましょう。 ほとんどの動詞が三格、四格、または前置詞の目的語を必要とするの対し、この3つは異例ともいえます。 例) Das ist meine Tochter. 例文 (1) では前置詞 in が3格と,例文 (2) では4格と結び付いています。和訳を見るとわかるように,(1) の in der Mensa は「学食で(食べる)」という場所を表し,(2) の in die Mensa は「学食に(行く)」という方向を表しています。 ドイツ語には2種類の目的語があり、それぞれ3格、4格と呼ばれる。 3格は文法用語では与格(Dativ ダーティフ)と呼ばれる。 4格は対格とも呼ばれ、(Akkusativ アクザティーフ)となる。. Contents今回のテーマ、3格をとる動詞とはそのドイツ語を日本語にする場合、基本的には「~に」なら3格、「~を」なら4格と日本語とリンクする動詞が多いですが、この日本語で考えると少しややこしいですが、「そういうもの」として覚えてしまうのが良いと思います。3格をとる動詞の前に、人称代名詞の3格の変化形を一覧で確認しておきます。 A1-2の授業で教わったのは一覧の上から4つの動詞ですが、B1までの問題集にはその他10ほどの3格をとる動詞が掲載されているので合わせてご紹介しておきたいと思います。 ドイツの店員さんは日本の店員さんとは違い、この例文のようにはっきりと似合わないだとか自分の意見をストレートに言ってきます。・すべての動詞が3格=「~に」、4格=「~を」に当てはまるわけではない・3格をとる動詞は常に3格に変化した人称代名詞とセットで使われる いいね!して頂けるとドイツ語 A1-2【Nr.29】どの~?/この~。ドイツ語 A1-2【Nr.31】話法の助動詞:dürfen/sollen 2種類の目的語、3格と4格 . 今回のテーマ、3格をとる動詞とはその 動詞を使うときに人称代名詞が常に3格に変化する動詞の事 です。. Ich kaufe einen Apfel.この文は動詞kaufenには格変化で四格になった単語(einen Apfel)が直接ついています。では次の文はどうでしょう。Ich helfe dir.これもこんな文もあります。Ich warte auf meinen Zug.主語(ich=私)+動詞(warten=待つ)+目的語(auf meinen Zug=電車を)動詞wartenは必ずaufとセットになって「~を待つ」という意味になるのです。日本語の「電車を待つ」を直訳してwartenに直接、四格をつけてしまうと間違いです。 ではなぜ上の文のように時々目的語に四格がついて、時々目的語が三格になって、時々前置詞がつくのか?なぜなら、これは動詞によって決まるからです。たとえばkaufenは四格、helfenは三格、wartenは前置詞aufと一緒に、とあらかじめ決まっているのです。これからどの動詞に何格がつくのか、という使い分けをここで勉強します。このページではまず・動詞+三格・動詞+四格・動詞+三格+四格を勉強します。前置詞つきの動詞については次回の文法で詳しくやります。三格がつく主な動詞と四格がつく主な動詞を一気に覚えてしまいましょう。なお、ここに出てくる三格、四格支配の動詞とは、目的語をつけてもつけなくても成り立つ動詞も多々あります。たとえばkaufenはIch kaufe mir einen Apfel.このように三格mirをつけてもかまいません。しかしmirがなくてもIch kaufe einen Apfel.と文が成立するので、kaufenは三格支配の動詞とはいいません。しかしIch kaufe mir.だけだと文は成立しません。だからkaufenは四格支配の動詞というのです。また、ほとんどの動詞には意味が2つ以上ありますが、その意味の一つが四格支配で、もう一つが目的語をつけない、というような場合もあります。たとえばspielenには「(楽器を)弾く」という意味と「遊ぶ」という意味があります。Ich spiele Gitarre.↑この場合は四格支配ですがDie Kinder spielen.↑こっちの場合は目的語がつきません。なのでspielenは厳密には必ずしも四格支配の動詞とは言わないのですが、四格がつくことも知っておく必要はあります。 四格がつく主な動詞一覧:anrufen・aufgeben・aufräumen・abholen・ausgeben・backen・bekommen・bestellen・brauchen・besuchen・essen*・finden・haben・hören*・kaufen・lesen*・lieben・machen・nehmen・suchen・trinken*・untersuchen・vergessen・verstehen*は四格を目的語としないこともあります。 ・Gestern habe ich ・Er will ・Ich muss ・Ich hole ・Er gibt gerne ・Meine Mutter backt gerne ・Sie hat ・Ich habe im Internet ・Ich brauche ・Ich werde ・Ich esse nicht gerne *essenは「Ich esse.=今食べている」「Hast du schon gegessen?=もう食べ終わった?」のように目的語なしで使うことも可能。trinkenも同じく。 ・Ich finde ・Ich habe früher mal ・Hörst du ・Wir überlegen, ob wir ・Kannst du *lesenは「~を読む」という意味で四格支配の動詞なのですが、そうでない場合もあります。 ・Liebst du ・Sie wollen heute ・Ab morgen nehme ich ・Ich habe lange ・Ich möchte ・Wir untersuchen ・Ich vergesse oft ・Können Sie 三格がつく主な動詞一覧:helfen・absagen・antworten・danken・ähneln・dienen・drohen・einfallen・fehlen・entgegenkommen・folgen・gefallen・gehorchen・gehören・gelingen・genügen・glauben・gratulieren・nützen・passen・passieren・raten・schmecken・vertrauen・verzeihen・wehtun・widersprechen・zuhören・zustimmen ・Wie helfen ・Ich muss ・Warum antwortest ・Ich danke ・Das Mädchen ähnelt ・Ich diene ・Ich wollte ・Eine gute Idee ist ・ ・Ihr Angebot kommt ・Die Polizei folgt ・Die Farbe gefällt ・Der Hund gehorcht selten ・ ・Es gelingt ・ ・Ich glaube ・Die Kollegen gratulieren ・Meine Sprachkenntnisse haben ・Die Kleidung passt ・Das ist ・Ich rate ・Diese Speise schmeckt ・Vertraust du Die Deutschen vertrauen ・Sie kann ・Mein Bauch tut ・Du darfst ・Ich habe ・ 三格と四格が同時に使われる動詞:bringen・empfehlen・erklären・erzählen・geben・leihen・sagen・schenken・schicken・schreiben・stehlen・verbieten・wünschen・zeigen ・Bringst du ・Der Dozent hat ・Kannst du ・Die Mutter erzählt ・Können Sie ・Ich leihe ・Du sagst ・Ich habe ・Ich habe ・Wir schreiben ・Er hat ・Er verbietet ・Ich wünsche ・Ich möchte (決まり文句)Du kannst 三格と四格がつく動詞は、どちらかを省略したり、なしで表現されることも多いです。 ドイツ語の基本の語順は動詞が2番目の定位置という以外、その他の語は定位置がありません。しかし上の例文で見るように、動詞+三格+四格の場合、だいたいの文は主語+動詞+三格+四格の順になるのが自然です。しかしたとえばDer Vater verbietet seinem Sohn das Computerspielen.という文を、人間だけ人称代名詞に変えるとこうなります。この場合、語順は変わりません。Er verbietet 三格も四格も代名詞の場合、四格⇒三格の順番になること、注意です。―――――――――日本語では「三格=~に」「四格=~を」と訳されていることがよくありますが、ドイツ語でも同じとは限りません。たとえば「私は友達に(ばったり)会う」は日本語では三格ですが、ドイツ語では「会う」という動詞は四格と一緒につきます。日本語を勉強しているドイツ人が「私は友達を会う」とかってよく間違えるのも、ドイツ語の会う(treffen)が四格支配であることからきているのです。 *また、一格がつく動詞は4つだけ存在します。一格は厳密には目的語とは言わないのですが、ここでは一格がつく動詞としてこの4つを覚えておきましょう。ほとんどの動詞が三格、四格、または前置詞の目的語を必要とするの対し、この3つは異例ともいえます。例)Das ist meine Tochter.Ich werde Schauspieler.Er bleibt ein Lehrer.Ich heiße Lara.Schauspielerはゼロ冠詞なので冠詞がつきませんが、上の文はすべて目的語(実際には述語という)に一格が入っています。3つの動詞は一格支配としてここで覚えておいてもいいでしょう。この文法の解説動画はこちら↓Ich habe früher mal zwei Autos gehabt, aber jetzt habe sie nicht mehr.früher malは口語ですね。正確には früher einmalです。Der Hund gehorcht selten den Befehlen.の Befehlenは、何故複数形を使うのでしょうか命令が一つじゃないからです。