海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」は、あらすじやストーリーがとても面白く、シーズン1の最終回ではすべてが繋がるようになっていました。海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」は、とても豪華なキャストがたくさん出演している事でも感想で話題になった作品です。 嘘の代償の描かれ方がソフトすぎるせいで、何のカタルシスも得られませんでした。視聴中ずっと私の感情フラットだったもんね。フラットになりすぎて逆に反っちゃうかと思いました。そもそもシーズン1が面白かったのは、その前提の中で、事件の加害者になり得る女性たちの物語が展開されたから面白かったんですよね。一見幸せそうな彼女たちの中で、誰がどんな動機を育てているのか、何が事件のきっかけになるのか、という視点で彼女たちの生活を見ていたから面白かったんです。それが、何の仕掛けもないシーズン2では、結婚生活のあれやこれやを延々と見せられているだけ、っていう。多分このシーズンの見せ場のつもりであるセレステの裁判も、いたって普通。メリル・ストリープ演じるメアリールイーズのヤバさ加減が際立っていただけで、なんの盛り上がりもなし。と思いきや、みんなで集まって警察に行くっていうね。一体私はこれまで何を見せられていたのでしょうか。結婚生活が楽しいことばかりじゃない、なんてことは、結婚してれば誰でも分かることでさ、そんなものが見たいわけじゃないんですよ、私は。この記事を書くまではこんなに憤ってなかったはずなんですが、なんだか文字に起こしている内に、どんどん不満が湧き上がってきちゃいました。思いを言葉にすると、意外な感情に気がつくものなんですね。なるほどねー。とにかく、『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン1が良かっただけに、ガッカリな続編でした。関連キーワード ビッグリトルライズの犯人について、シーズン1で明らかになりましたが、まだまだ謎が残る終わり方でした。 被害者や事件の真相についてまとめました。 ネタバレありの感想を書いています。 目次1 ビッグリトルライズ・・・ ビッグ・リトル・ライズシーズン2のエド 前半ネタバレあらすじ感想 エドはスーパーでトリに出会うものの、整形手術で生まれ変わっていたためすぐには気が付かなかった。 鼻と胸をやったらしい!!!!\( o )/! HBOでシーズン1が放映されるやいなや大人気となった『シーズン2はそんなシーズン2を最後まで観た感想です。シーズン2も全7話の構成です。 「事故」として片づけられたかのようにみえた死。あの事件に関わった5人の女性(セレステ、マデリン、レナータ、ボニー、ジェーン)は、お互いを守るために誰にも真実を話さないことを誓います。しかしボニーは良心の呵責に耐えきれず、徐々に精神不安定に。マデリンはシーズン1の不貞行為が夫のエドにバレてしまい夫婦の危機に直面します。ジェーンは水族館で働き始め、そこでコーリーという青年と出逢います。レナータは夫が破産したため、経済的に奈落の底に。セレステは、夫ペリーの母のメアリールイーズ(メリル・ストリープ)がヘルプのためにサンフランシスコから駆け付けます。メアリールイーズは息子ペリーの死に疑問を抱いており、セレステと4人の女性が関与しているのではと疑います。そして精神不安定なセレステから孫二人の親権を奪う裁判を起こします。 シーズン2も好調な「ビッグ・リトル・ライズ」でした。シーズン1のほうが動きがあったけれど、シーズン2もまぁまぁでした。やっぱりAリスター俳優は違う!全然ちがーう!動画配信サービスで出てくるような若手のチャライ俳優とか見飽きてる目には、深い目薬をさしているかのようなリフレッシュぶり。顔の造形とかでなく、ずっと見てても飽きないんですよね。ニコール・キッドマンなんかそれでいて52歳とは思えない美しさを放っているし、押しも押されもしない大女優だなと実感します。ニコール・キッドマンは昔から美しさをひけらかしているような気がしてたんだけど、自分でも美しさを分かっていて、それが女優として諸刃の剣になることもちゃんと理解しているのよね。だから「めぐりあう時間たち」では特殊メイクをして不細工にしたり、「Destroyer(2018年)」では干上がった中年おばさんを演じたりする。というわけで最近けっこうニコール・キッドマンが好きになってきました。でも本作「ビッグ・リトル・ライズ」のニコール・キッドマンはとても自然で美しいセレブママ役です。長身だから何着てもファッションが様になって格好いい。ニコール・キッドマン演じるセレステは、愛する旦那ペリーがDV男。シーズン1でペリーは死んでしまうのだが、ペリーが死んだ後も彼を思慕する思いが強く、ときには暴力とセックスが混じったシーンさえ回顧して彼を恋しく思っている。いかにもDVを受けている女性に他人が与えられる進言は「Leave him」という言葉しかないし、それしか方法はないのも事実。しかしセレステのようにそれでもまだ旦那を愛しているケースが多いと思うのよね。愛ではなく情かもしれないし、それはノーマルな人間が知っている愛とは異なるに違いないのだけれど。だから暴力男が死んだバンザーイではなく、セレステが安堵、喪失感、悲しみ、寂しさというローラーコースターのような心理を抱えるのは当然なわけで、このドラマは限られた時間の中でうまくその様子を表現できていました。ペリーは息子二人に暴力を振るうことはなく、いい父親だったからね。ノーマルな私からすると、ご乱交は行き過ぎの感じもしたけれど、セレステほど愛する夫からDVを受けていたら想像できなくもないですね。「暴力されたのにセックスするなんて」というノーマル人間も多いと思うけれど、さらにはそんなセレステをシーズン2で窮地に貶めるのはやはりこの人、メリル・ストリープ。夫ペリーの母メアリー・ルイーズです。いかにも姑って感じ。よくできました。メリル・ストリープは夫ペリーが階段を踏み外して死んだとは信じておらず、5人の女性が関与していると疑っています。同時にセレステはセレステの二人の息子(自分にとっては孫)の親権を奪おうとします。この姑は、一言でいうと完全に子どもたち二人を奪われるわけにはいかない四面楚歌のセレステは、裁判でペリーの暴力的な一面の原因を子ども時代に帰属させたけれど、DV男ペリーもやはりメンタル・フィジカルの暴力の被害者だったことにメアリールイーズはこの時はじめて気づかされたのかもしれないね。私たちの時代と親たちの時代の社会理念や慣習はかなり異なるので、暴力の定義も異なる。とはいえ暴力は連鎖するというのは時代が違っても変わらない真理で、本人が気づかない限り、それは繰り返される。セレステがメアリールイーズに反撃してやりこめるというわけではない裁判の様子もグッときた。勝訴したあと、息子にお婆ちゃんのところにいってハグさせるセレステの寛容さにも胸アツ。マデリンはうっかりシーズン1の不倫がエドにバレてしまって、夫婦の危機に瀕するんだけど、ピンチはチャンス!でもエドって本当になんかツマラナイよね。誠実なのは分かるんだけど、こういう感じの夫は私は無理かもしれないな…マデリンきっとまた浮気すんだろうなー。ジューンは出番少なかった。ジューンじゃなくてジェーンか。コーリーとの恋愛も割とどうでもいいや。シーズン1から赤丸急上昇だったのはボニー。ボニーもまた母親からの暴力を受けた子ども時代を過ごしており、確執が残っていた。あのときペリーを押したのがボニーだったのも、自分が暴力を受けている姿と重なったからなのでしょう。ボニー訳のクラビッツ嬢の儚げで虚ろな表情が魅力的で、見惚れたの認める。もうちょっと太ってくれればいうことない。そしてモントレーのメドゥーサことレナータ(ローラ・ダーン)!!ローラ・ダーン様!!と叫びたいくらい好きだわぁ。劇中、ウーマン・イン・パワーに選ばれて写真撮影している時のローラ・ダーン様のドヤ顔がたまらん。成金風情もお茶の子さいさいのダーン様。このローラ・ダーン様演じるレナータの旦那が破産しちゃって、何もかも失う羽目になるんですね。レナータ自身はPaypalのCEOなんだけど。この二人の行く末がすごい気になったまま終わってしまったので、もっと観たかった…というかなんならスピンオフでもいいよ。本作のローラ・ダーン様のヘアスタイルが超可愛い。52歳でも髪がツヤツヤ、驚異的。
【ビッグ・リトル・ライズ】シーズン2ネタバレ それぞれのウソ.