日本語表現 2018.04.16 2019.08.23 TRANS.Biz編集部 「丁重」の意味と使い方は?「丁寧」との違いや対義語も紹介. 丁寧語と美化語の違いは名詞であるか助動詞であるかです。 美化語は名詞に接頭辞の「お」や「ご」をつけて丁寧な表現にした言葉です。 丁寧語はです、ます、ございますという助動詞の丁寧な表現になります。 どちらも上品で丁寧なフレーズになる言葉です。 スポンサーリンク. 「丁重」という言葉は、冠婚葬祭やビジネスシーンでよく耳にする言葉ですが、「丁重」に限らず、普段何気なく使っている「漢字→言葉」ですが、その意味を正しく理解して使っているという自覚は、ほとんどの人が持ち合わせていないのではないでしょうか。ここでは「丁重」という言葉の持つ意味や、正しい使い方などを検証する中で、対義語や類義語なども紹介していきます。 相手への気配りができて配慮が行き届いている様子を丁寧、と言います。丁重とは、丁寧とは、意味合いとしてはほぼ同じですが、実際には使いわけがある程度決まっていますね。以上がスポンサーリンクタグ: 謙譲語、尊敬語、丁寧語の意味と違い 日本語でもっとも難しい要素の1つに、「敬語表現」があります。場合によってさまざまな表現を使い分けなければならないため、使い慣れない人にとっては、混乱してしまうことも多いでしょう。 しか… 尊敬語と謙譲語の違いや丁寧語との使い分け について、わかりやすくまとめてみることを思い立ちました。 そこで、この記事では、あなたを悩ませる敬語の分類や使い方について、 イラストを交えてわかりやすく解説 していこうと思います。 丁寧語と美化語の違いは助動詞であるか、名詞であるかということです。 広い意味ではどちらも丁寧語になります。 たとえば、お粥は粥に接頭辞の「お」をつけた美化語で、作りますという言葉は丁寧語です。
丁重と丁寧の違い 相手への気配りができて配慮が行き届いている様子を丁寧、と言います。 同じような感覚で使う言葉に丁重があります。 似ている言葉ですが、違いはあるのでしょうか。 さて、丁重と丁寧の違いってわかりますか? ビジネスの場を始めとして、冠婚葬祭など、かしこまった場では度々目にする「丁重」という言葉。なんとなく使ってはいるけれど、実のところ正しい意味と使い方を知らない、という人は多いのではないでしょうか?今回は「丁重」の意味と正しい使い方、よく似ている「丁寧」との違いや、他の類語・対義語もご紹介します。目次丁重の意味は、「礼儀正しく、手厚いこと」または、「注意が行き届いていること」となります。「丁重なもてなし」や「丁重に扱う」など、相手や自分の動作を表すときに使われる言葉です。一方で、「あの人は丁重だ」といった、ものや人を表す場合には使われません。ビジネスや結婚式など、公の場で使われることが多く、プライベートな場面では同じような意味で「丁寧」という言葉を使う方が一般的です。敬語といえば尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つだと思われがちですが、近年文化審議会が「敬語の指針」を答申し、敬語は新たに「尊敬語・謙譲語・丁重語・丁寧語・美化語」の6つに分類されたことをご存知でしょうか?よって、「丁重」はそれ自体が言葉として使われるだけでなく、「丁重語」として、敬語の名称の一つとして使われるようにもなりました。丁重語は、「参る・申す」といった自分の動作をはじめ、「切磋・小社」など、相手に対して自分自身をへりくだるときに使う表現です。社会人経験が長い方なら間違えることはないでしょうが、丁重の読み方は「テイチョウ」です。「チョウジュウ」でも「テイジュウ」でもありません。社会人なら使いこなせるべき基本的なビジネス用語ですので、恥ずかしい思いをしないよう、しっかり覚えておきましょう。丁重はしばしば「鄭重」と書かれることもあります。ですが、「鄭」の文字が常用漢字ではないため、一般的に使われることは多くありません。日常的には、「丁重」の方を用いる方が無難でしょう。鄭重の読みは「テイチョウ」だけでなく、「テイジュウ」とされる場合があるので注意が必要です。また、「鄭重」の場合、「丁重」と同じ「礼儀正しい、注意深い」という意味がある一方で、別に「何回も繰り返す」という意味もあります。丁重は、主に、相手や自分の動作を表すときに、その言葉の前に置いて用いられます。「な」や「に」をつけることで、動作を修飾する形容動詞として用いることができるのです。例えば、「丁重なお心遣い」であれば、相手からの心遣いが礼儀正しく、手厚いことを表します。このとき、「丁重なるご厚意」というように変化させることも可能です。また、「丁重にお礼をする」のように、自分から相手への動作も、礼儀正しく、注意深い様子を表すこともできます。「丁重語」は敬語の一種とお伝えしましたが、「丁重」という言葉を目上の相手に使うとき、尊敬語としての側面を持つこともあります。取引先や冠婚葬祭でのあいさつなど、相手の動作をはじめ、行為や言葉、態度に対して、礼儀正しく手厚いことを表し、感謝の気持ちを込めて使います。このとき、言葉の前に「ご(御)」をつけ、「ご丁重」として、相手への尊敬の念を表すのが一般的です。例えば、「ご丁重なおもてなしを頂き、誠にありがとうございます」や、「御丁重なお手紙を頂きまして、嬉しく思います」といったような使い方です。取引先や上司など目上の人にはもちろんですが、冠婚葬祭などでは、目上・目下関係なく、厚意を受けたお礼として、「ご丁重」という言葉はよく使われます。丁重と同じ意味の言葉として、「丁寧」が挙げられます。ビジネスの場だけでなく、友人同士との会話や、プライベートな私書など、カジュアルな場面で多く使われる「丁寧」ですが、「丁重」との違いはどこにあるのでしょうか?丁重と丁寧の意味について、大きな違いはほとんどありません。どちらも、「礼儀正しく、注意深く行き届いている」ことを表す言葉であり、同義語として分類されています。意味合いとしてはほぼ同じですが、微妙なニュアンスの違いは存在します。それは、「相手を意識しているかどうか」という点です。「丁重」の場合、礼儀正しさや注意深さは、自分以外の相手に対する行動を表しています。一方で、「丁寧」が持つニュアンスは、自分の行動に対する礼儀正しさや注意深さを表し、手を抜かずに細やかな配慮ができている、という意味を持っています。丁重が「相手を意識している」言葉で、丁寧が「自分を意識している」言葉であるため、両者の使い方にも違いが生じます。例えば、相手に対して自分の行動を「丁重にお断りする」とは言いますが、「丁寧にお断りする」とは言いません。これに対して、「丁寧に文章を書く」とは言いますが、「丁重に文章を書く」とは言いませんね。丁重の類語には、丁寧をはじめ、礼儀正しい、懇ろ、恭しい、という言葉があります。中には、「慇懃(いんぎん)」や「謹厚(きんこう)」、「折目高(おりめだか)」という聞き慣れない言葉もありますが、どれも礼儀と丁寧さを表す言葉です。使う場面を間違えると、不自然に聞こえたり、時には慇懃無礼な表現になったりする危険性もありますので、よく使う敬語表現はしっかり予習しておきましょう。丁重の対義語には、「粗略」という言葉があります。意味は礼儀正しさ、丁寧さの反対で、「物事の扱いがおろそかで、ぞんざい、いい加減なこと」となります。慇懃や謹厚と同じで聞き慣れない言葉ですが、堅いビジネス文章ではしばしば使われる言葉です。合わせて覚えておくと良いでしょう。「先日はご丁重なるお手紙を頂戴し、痛み入ります。」相手の申し出や提案に対して、断りの意を伝える時、「丁重にお断りする」とよく言いますね。これは「丁寧に辞退することを伝える」ということであり、相手に直接「丁重にお断りさせて頂きます」と言うのはかえって失礼にあたります。断りの連絡を入れるときは、以下のような例文を使うと良いでしょう。「せっかくの申し出を大変申し訳ございませんが、今回は謹んで辞退させて頂きます。」「丁重」という言葉は、ビジネス文書や冠婚葬祭など、かしこまった場でしか耳にすることがなく、あまり馴染みがないという人も多いかもしれません。しかし、目上の人を相手にする場合や、大切な挨拶をする場面では、使いこなせた方がビジネスパーソンとしてのスキルは格段に上がります。本記事を参考にして、「丁重」への理解を深め、社会人としての表現の幅を広げましょう。©Copyright でも社会人として この3つの正しい使い分けは大切です!. 敬語と言えば、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類ということでしたが、2007年に出された「敬語の指針」(文化審議会答申)において、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、美化語、丁寧語の5種類が提示され、ただでさえわかりにくい敬語がさらに複雑になったなどという批判が起きました。 謙譲語、尊敬語、丁寧語の意味と違い 「ちゃんと敬語の使い方を勉強しなきゃダメだよ!」 と言われたときのこの 「敬語 」… 実は、 大きく分けると3つの種類 に分類されます。 それが、 尊敬語; 謙譲語; 丁寧語; この3つの意味をそれぞれ簡単に表すと、 この記事では丁重語の使い方について説明します。 自分側の行為やものごとを、聞き手に対して丁寧に述べる表現を丁重語といいます。丁重語はもともと謙譲語に属していましたが、敬意を示す方向が謙譲語と異なるため、最近になって独立した分類です。基本的には次の単語だけ押さえておけばOKです。 丁重語には、自分の所有物や行為をへりくだった言い方(弊社、愚見、拙作など)も含まれます。 1.丁重語は通常「ます」を後ろにつけて使います。 2.「……する」の丁重語は「……いたす」です。 3.行為先と聞き手の両方に対して敬意を示すときは「お(ご)……いたす」の形をとります。 4.「いたす」の否定表現は「いたしかねる」です。 丁重語を使う際に間違えやすいパターンを以下に示します。 丁重語は自分の行為をへりくだる表現なので、敬意を示すべき相手の行為に丁重語を使うことはできません。したがって、「申されました」「参られました」は一見問題なさそうに見えますが、相手の行為を下げる「申す」「参る」と、尊敬の「られ」が混在しているので不自然です。この場合は「おっしゃいました」「いらっしゃいました」が適切です。また、よくある間違いに「どういたしましたか?」があります。これも相手の行為を下げてしまっているので、「いかがなさいましたか?」を使います。 行為先と聞き手の両方に対して敬意を示すときは「お(ご)……いたす」の形にすると説明しましたが、この……の中に入る単語が謙譲語だと二重敬語になってしまいます。たとえば「お伺いいたします」は二重敬語です。この場合は「伺います」が適切でしょう。ただし、「お伺いいたします」のように、間違った表現でも使う人が非常に多ければ、使用しても問題ないと思う人が多いようです。 その行為の向かう先に立てるべき人物がいない動詞については、「お(ご)……いたす」の形にすることができません。たとえば「利用する」「購入する」などは自分の中で行為が完結してしまうため、「ご利用いたします」「ご購入いたします」は不適切です。一方、「借りる」の場合は、貸してくれる人がいないと成り立たないので、「お借りいたします」ということができます。 丁重語の「申す」や「存じる」に似た言葉に、「申し上げる」と「存じ上げる」があります。これらは丁重語ではなく謙譲語に分類されるので、敬意を示す対象は聞き手ではなく行為の向かう先の人物になります。人物に対して使うので、 上記の例はどちらも不適切といえます。モノや敬意を払う必要がない人物については、「存じております」を使いましょう。 ちなみに、「存じ上げる」の否定は「存じ上げません」ですが、一般的にこの表現はほとんど使用されません。知りません、わかりません、と言いたいときは と言うことが多いです。ビジネスの場では否定的なニュアンスをさらにやわらげるために、この上に「浅学なもので~」「不勉強なもので~」などのクッション言葉を入れることもあります。 丁重と丁寧の違い 相手への気配りができて配慮が行き届いている様子を丁寧、と言います。 同じような感覚で使う言葉に丁重があります。 似ている言葉ですが、違いはあるのでしょうか。 さて、丁重と丁寧の違いってわかりますか? 丁寧語には、相手を直接高める働きはありません。したがって、 「 さんでございますか?」 と表現する場合は 「 さんでいらっしゃいますか?」 という尊敬語を使った方が敬意を伝えやすくなります。 ビジネスの場を始めとして、冠婚葬祭など、かしこまった場では度々目にする「丁重」と … この記事では丁重語の使い方について説明します。 丁重語とは 自分側の行為やものごとを、聞き手に対して丁寧に述べる表現を丁重語といいます。丁重語はもともと謙譲語に属していましたが、敬意を示す方向が謙譲語と異なるため、最近になって独立した分類です。 カートの中身空 敬語と言えば、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類ということでしたが、2007年に出された「敬語の指針」(文化審議会答申)において、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、美化語、丁寧語の5種類が提示され、ただでさえわかりにくい敬語がさらに複雑になったなどという批判が起きました。しかし、敬語研究の分野では、敬語は3分類では説明できないということはすでに常識であって、筆者は少なくとも11種類に区分することで、敬語の持つ性質の違いが過不足なく説明できると考えています。それはともかく、「敬語の指針」で特に話題になったのは、謙譲語ⅠとⅡの違いは一体何なのか、ということでした。詳細は「敬語の指針」そのものに譲るとして、具体的な例(自分は社員、相手は課長)で見ていくと、(2009年3月執筆)入荷待ち在庫あり在庫あり入荷待ち在庫あり在庫あり在庫あり新たな書籍や商品の開発について皆様のご要望をお寄せください。法律出版に精通した弊社アドバイザーを派遣させていただき、 これが丁重語です。 まとめると、丁重語は自分や身内の行動をへりくだっていうことで、話している相手に対して敬意を示す言葉ということになります。 「おります」と「います」の違い 「おります」は、丁重語の「おる」を丁寧にした言い方です。 敬語は5種ある!【尊敬語,謙譲語,丁重語,丁寧語,美化語】違いと使い分け